2005-07-22から1日間の記事一覧

家族や住民への影響、国は70年代に認識 アスベスト

アスベスト(石綿)を扱う工場で働く従業員の家族や周辺住民への健康被害について、旧労働省が76年の通達で、英国の論文を引用するなどして危険性を指摘していたことが20日、衆院厚生労働委員会の石綿問題の集中審議で明らかになった。72年の国会審議…

夏休み、石綿除去 東京23区では12校で作業

校舎などにアスベスト(石綿)が残っていることがわかり、この夏休み中に除去しようと、各地の学校が慌ただしく準備を進めている。87年、文部省(当時)が全国の学校現場での使用状況を調査したが、その後、自治体の独自の調べで「調査漏れ」が相次いで見…

規制の遅れに批判相次ぐ、アスベスト被害で衆院集中審議

健康被害の報告が相次ぐアスベスト(石綿)問題を巡る集中審議が20日、衆院厚生労働委員会で開かれた。欧州諸国が80年代から取り組んできた禁止措置が、日本では04年に原則禁止となったことなどをめぐり、与党からも「行政の責任、怠慢ではないか」と…

アスベストの早期使用停止 18業界団体に要請へ

経済産業省と厚生労働省は、アスベスト(石綿)による健康被害が次々と明るみに出ていることから、アスベストを使用している電気事業連合会や日本鉄鋼連盟など18業界団体を週内にも集め、早期に使用をやめて代替品に切り替えるよう要請する。アスベスト使…

石綿使用車両、JR6社に650両 「飛散の恐れなし」

アスベスト(石綿)を断熱材として用いている鉄道車両が、JR旅客6社で約650両残っていることがわかった。いずれも国鉄時代の1970年代半ばまでに製造された車両。各社は「密閉された状態にあり、通常では飛散する恐れはない」としている。 今も石綿…

鉄鋼5社で14人死亡 過去10年

日本鉄鋼連盟(会長=三村明夫・新日本製鉄社長)は19日の定例会見で、過去10年間にアスベスト(石綿)が原因と見られる中皮腫(ちゅうひしゅ)などにより、鉄鋼メーカー5社で14人が死亡していたことを明らかにした。全員労災認定されている。 各社の…

ニチアス子会社近隣で1人死亡 奈良・斑鳩

ギャラリー用:ニチアス王寺工場の周辺住民への説明会で会社側の考えを話す同社幹部ら=奈良県王寺町で アスベスト(石綿)による疾病で多くの従業員が死亡したニチアスの子会社「竜田工業」(奈良県斑鳩町)の近隣に住んでいた女性(当時86)が97年、石…

クボタ旧神崎工場周辺 中皮腫で住民31人死亡

大手機械メーカー・クボタの旧神崎工場(兵庫県尼崎市)をめぐり、石綿が原因とされる中皮腫などによる死亡例が計51件、同社の相談窓口に寄せられていることが判明した。このうち34件が周辺住民の遺族らからだった。同社は今後、尼崎市などと協議し、工…

アスベスト 多産業・職種に広がる影響

2005年7月22日(金)アスベスト 多産業・職種に広がる影響 中皮腫で住民31人死亡 クボタ旧神崎工場 石綿被害 2005年07月18日23時31分 asahi.com