イラクで米兵ら15人死亡 米軍死者1800人超す

イラクで米兵ら15人死亡 米軍死者1800人超す
2005年 8月 4日 (木) 10:43

 イラク駐留米軍によると、西部ハディーサで3日朝、掃討作戦中の米海兵隊の水陸両用車を狙って、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、隊員14人と通訳1人が死亡した。多国籍軍の死者数を集計している米民間団体ICCCによると、1日の米兵の犠牲者数としては1月27日以来、最多になった。

 ハディーサでは1日も隊員6人が戦闘中に死亡し、近くのヒートでも1人が車の自爆攻撃で死亡した。ハディーサの一連の攻撃では、5月に英系民間軍事会社スタッフの斎藤昭彦さんを拘束したとする武装勢力「アンサール・アルスンナ」が、イスラム系ウェブサイトに犯行声明を出した。

 AFP通信によると、イラク戦争開始以来の米軍の死者は1811人にのぼる。米軍の死者数は1月30日のイラク国民議会選挙以来、さほど多くなかったが、再び増加傾向をみせている。

 武装勢力の攻撃は各地で続いており、南部バスラでは米国人フリージャーナリストが2日、射殺体で発見された。

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