石綿肺患いスズキ従業員1人死亡

 自動車メーカーのスズキ(静岡県浜松市)は21日、大須賀工場(同県掛川市)でアスベスト石綿)の粉塵(ふんじん)を吸ったとみられる従業員が石綿肺と診断され、死亡していたと明らかにした。他の従業員や退職者、周辺住民からは石綿での健康被害は報告されていないという。

 従業員は93年に石綿肺と診断され、94年に労災認定を受け、03年に在職中に死亡した。73年から93年まで、自動車のエンジン部品をつくるための鋳造炉の解体などをしていた。断熱材として使われていた白石綿が炉を壊した時に飛び散り、吸い込んだらしい。
2005/07/22(金) 09:14:44

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石綿被害、政府の対応検証へ 補償・支援も検討
2005年07月21日21時19分